『いつか海外に行けなくなる日・・・。』
『人生の自由研究』へようこそ。
今回はまた、このような大袈裟なお題目で始まってしまいました(笑)
これから書くことは自分の『個人的見解』で記事を書いていますので、軽く読み流してくださいませ。
さて、前回の記事の中で
『今後様々な国で海外移住がしずらくなるらしいです。
まあ、その話は長くなるのでまた機会にしますが・・・。』
と、言う意味深な文言で割愛した部分がありました。
👇 前回のおさらいです。忘れてしまった方は是非どうぞ。
【『海外移住』は特別なことなのか・・・。】
今回はこの部分を少し掘り下げて書きたいと思います。
さて皆さんは、日本の物価は高いと思いますか?
それとも安いと思いますか?
自分は正直、だいぶ安いな・・・と感じています。
とは言え日本に住みながら、収入もここ数十年上がっていない(筈な)ので安いとは感じづらいかもしませんが・・・。
以前にも書きましたが、オーストラリアに移住して先ずは物価の高さにびっくりしました。
光熱費も日本に比べてだいぶ高いです。
節約したつもりでしたが、月/$210($=85円で計算すると17,850円ぐらい)でした。
ちなみにこっちの電気代徴収は2ヶ月分まとめてになります。
これにプラスしてガス&水道代が掛かります。
3ヶ月毎に請求が来て$235だったから月/$78(6,630円ぐらい)
更に家賃が週/$290(うちはだいぶ安い方)で月/$1,160(98,600円ぐらい!)
合算すると月/123,080円!!
日本では月/10万もいかないのに・・・。
恐ろしく高いです。
更にこれに食費と雑費もプラスされると・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
考えないようにしましょう・・・(笑)
と言う感じで、海外生活もなかなかの出費を余儀なくされています。
では、もっと安いであろうアジア諸国はどうでしょうか・・・。
インドネシアに行った時も日本よりは確かに安かったですが、一時期ほど激安感は感じられませんでした。
恐らく、急激に発展しているので物価上昇率も高いのでしょう。
この様なことが気になり始めたのは、以前勤めていた会社で海外に行くようになってからであります。
そして自分がオーストラリアに移住しようと考えるようになり、一層海外の動向に意識が向き始めました・・・という感じです。
そして実際に移住してからは、外から日本の状況を見たりしながら、海外の経済動向もよりリアルに入ってくるようになりました。
さて・・・ここで少し、自分が手に入れた資料を見てみましょう。👇
さあ、これを見てどう感じますか?
これだけでは何のことだか分かりませんよね・・・。
2015年のデータなので古いですが、これは『国家の成長基盤』であります。
『生産年齢人口(15歳~64歳)』と『従属人口(0~14歳と64歳以上)』の比率の推移を示した表であります。
経済成長の活発な時期の推移は以下のように定義されています。
- 生産年齢人口が継続して増え、従属人口比率の低下が続く期間
- 従属人口比率が低下し、かつ生産年齢人口が従属人口の2倍以上いる期間
- 生産年齢人口が従属人口の2倍以上いる期間
これでいいますと2の時期が一番経済成長が活発だと言えますね。
そして3の時期を過ぎると経済成長は停滞すると言うことです。
それを先ほどの表に照らし合わせると・・・。
一目瞭然ですよね。
グレーで色分けされている部分の国は、既に2も3も過ぎていることになります。
日本は一番景気が良かった2の時期を1992年に迎えていますね。
丁度、バブル経済末期の時期ですね。
そして2005年を境に緩やかに下降していって現在に至っている・・・。
しかしながらこれは当然のことであると考えます。
経済は上り調子が続くことはありませんよね。
上がり切れば、当然下がる時期があるのです。
むしろこれから経済が上がっていくであろう、新興国に着目しなければいけません。
下がっていく日本に対して、上がっていく国との差・・・。
その差が大きければ大きいほど、世界経済への影響力が大きいと考えられます。
白で色分けされた国は、今後数十年は経済発展の可能性が大いにある国です。
その国は、先進国の辿ってきた道を進むことになります。
いや、むしろ先進国の辿ってきた道を教訓に、更に上を行く発展を遂げるかもしれません。
当然、今現在の方が技術的にも進歩しているので、発展速度は相当速いと考えられます。
そうなると増々差が大きくなるかもしれません。
そうするとですよ・・・。
経済発展を遂げた国の【物価・不動産価値・人件費】 は当然高騰しますよね?
それとは逆に日本の経済は停滞していますよね?
つまりはそう言うことです。
日本人が海外で活動しづらくなると言うことです。
考えても見てください。
我々日本人がパスポート一つでいろんな国に出入り出来るのは、ある意味『経済的信用』があるからに他なりません。
他の国のパスポートではこうはいかないはずです。
しかしながら、ここ最近は海外の長期滞在も制限されたり、海外口座開設もハードルが高くなってきていました。
もはや『経済的信用』も 『過去の遺産』になりつつあるのかも知れません。
今後は増々、日本人が海外に出るのが難しくなると予想せざるを得ません。
その逆に日本の 【物価・不動産価値・人件費】 が低くなれば・・・?
日本に入ってくる外国人がさらに増えると予想されます。
日本に来て事業を展開する外国人や、それこそ日本人を雇う外国人経営者も現れます。(既に実際に居ますが・・・。)
既にこの兆候が見え隠れして『経済の逆転現象』が起きつつあります。
これらを考えると、いつか 『日本から出られなくなる』・・・
いや・・・
日本にすら『住めなく(住みづらく)なる日』が、近い将来訪れるかも知れません。
(そうならないを祈るばかりですが・・・。)
自分たちは幸運にも海外脱出に成功しました。
おそらく今後数年は海外に滞在することになるでしょう。
(自分は諸事情で日本に戻ってきましたが・・・。)
海外生活を経ていろいろと学ぶことが出来たことは、何よりも大きな経験だったと感じます。
自分が海外で『見て聞いて感じてきたこと】を活かして、日本が低迷していく中で、より自由に、そしてより豊かに生きていく術を実践していこうと思います。
自分たち家族が目指す姿として、日本と海外の生活を上手く使い分けながら、よりフレキシブルに生活できたら良いなと思います。
いろいろと悲観的になってしまう様なことを書いてしまいましたが、このサイトを通して『より人間らしく・より自由に・より豊かに人生を生きる』ための参考になるような情報を、今後も届けられたら・・・そんな風に思っています。
では、また~ (=゚ω゚)ノ
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